舌苔が茶色に見える際に考えられる事とは
舌苔が茶色になってしまう原因などについて解説しています。
舌苔は舌の表面に付着する白い苔状のもので、食べカス等を由来とする自然発生的なものです。
従って存在そのものを心配する事は無いのですが
体調等と呼応して着色する場合もあり、黄色に着色した場合には舌本来の色と重なって茶色に見える事があります。
茶色に見える場合でも、以下の場合は基本的に心配が無いと言えます。
まず、お茶やコーヒーといった食べ物の色素が一時的に沈着していると考えられるケースです。
次に、病気治療で抗生物質・ステロイド剤を継続的に使用しているケースです。
この場合、薬剤の影響による口腔内の細菌比率の変化が影響しています。
逆に注意したいのは、舌苔の茶色への変化と発熱が連動しているケースです。
この場合は胃炎・膀胱炎・インフルエンザといった感染症の影響が出ている可能性が考えられます。
また顔色の強い赤みと連動しているケースも要注意で
脳卒中・くも膜下出血・心筋梗塞といった高血圧に起因する危険性の高い病気の兆候として表れている場合があります。
従ってこのようなケースでは、速やかに医師の診察を受けて所見を確定させる事が望まれます。
更に別の理由としては、継続的な強いストレスによる自律神経系の障害によっても
舌苔が茶色になる事があります。
基本は白い舌苔ですが、こういった色の変化によってどういった病気なのか?
と可能性を考えるのも重要ですね。